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泡と消えた生活設計

泡と消えた生活設計

泡と消えた生活設計

女の気持ち:泡と消えた生活設計 福岡県嘉麻市・西田 ○○(56歳)

毎日新聞 2012年10月09日 西部朝刊

 6月に30年間掛け続けた夫の生命保険が満了となった。7月から年金が生涯払われるはずだった。

 終身保障プラス終身年金のセットされたこの保険は、当時私が働いていた生命保険会社の目玉商品として販売された。毎月の掛け金は高かったが、「公的年金だけでは老後が不安でしょ」と勧められて加入した。

共働きだったから何とか掛けられたのだ。11年前に私が退職してからは、やりくりに悩みながら、後何年の辛抱と指折り数えながら頑張ってきた。

 待ちに待った年金支払いの請求書に記された金額に目を疑った。

30年前の設計書に書かれていた金額の4分の1しかなかったのだ。

 電話すると、折り返しお客様相談室から電話がかかってきた。

私がその会社の元社員であることを確認すると、途端に高飛車な口ぶりに変わり、契約内容のお知らせを見なかったのかと言う。将来の受取額など明記されていなかったのにである。

誠意を感じられないやりとりの末、電話を一方的に切られた。
かつて働いていた会社への信頼や誇りが粉々に砕けてしまった。

 昔、古びた保険証券を手に事務所を訪れた老人が、説明に納得せず「詐欺だ。うそつきだ」と怒り、ひたすら頭を下げ続けるしかなかったことを思い出す。

今、私はあの日の老人の気持ちが分かる気がする。

 老後の生活設計が泡と消えた。不安と怒りをどこにぶつけたらいいのだろう。


★今後、満期を迎える保険は、数百万件規模で続くと思われます。

その人たちは、今までのように、簡単に泣き寝入りする世代ではない事を、期待しています。



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