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控訴しました。「保険契約者が当日不在であっても申込書偽造とは認めることはできない。」

 別紙

   平成27年7月9日

第1、

本裁判では、証人尋問での良孝署名と平成4年・9年契約の署名を比較して「申込書は自署と認められる。」としたうえで、「原告は・・保険締結の事務を任されていた・・」「良孝が当日不在であったからといって・・申込書を被告が偽造したと認めることはできない。」と判決している。

しかし、「一澤帆布遺言書事件」の逆転判決では、科捜研OBの鑑定を次のように批判している。

①  
偽装しようとすれば、当然本人の筆に似せて書こうとするため、似てくるのは当然であり、共通点、類似点が多く存在したからといって直ちに真筆とは認められない。

類似性を認める基準が必ずしも明確でない。
③  
文字の一部を選択し、比較対照しているが、その選択が恣意的。

上記判例からしても、原告としては、以下のように事実認定するのは疑問である。

ア、
被告が似せて代筆したと認めた筆跡から住所を除外して「金丸良孝」の字形の対比だけで自署と認める。

イ、
そして、被告が一貫して主張している「良孝は在宅だった。」に原告が反証した結果、被告のその主張を除外して、原告と被告が主張していない「原告は・・保険締結の事務を任されていた・・。」を新たに追加する。

ウ、
「保険締結の事務を任されていた・・」という根拠を示さずに、「良孝が当日不在であったからといって・・偽造と認めることはできない。」と結論づける。



第2、

判決文2頁 理由で、「証拠および弁論の全趣旨によれば、被告は、平成4年・・9年契約の各締結に当たり、事前に、良孝に対し・・契約内容に関する説明を行い、その了解を得て良孝作成の申込書、副申書及び告知書を受領したとなり・・」について。

1、
原告と良孝の申込書用紙作成日は、下段に「9.5.28」(甲4・甲8)と印字している。

2、
原告質問(甲17)の2頁1段目、「機械印字の平成9年5月28日は、申込書印刷日で間違いないですか」に対し、次長回答(甲18)の2頁 「(2) 申込書に印字されている9.5.28は、申込書作成日です。」と回答している。

3、
原告と良孝の副申書には、平成9年5月28日、支部長の捺印がある。
(甲5・甲9)

4、
さらに、被告は、「同日の午後3時過ぎに原告宅を事前の約束なしに訪問し、原告に転換を勧め申込書に記入した後、良孝にも転換を勧め短時間で申込書を書いてもらった。原告に「これでいいか」と聞かれたとき原告は台所から出てきた記憶がある。」(全趣旨)と回答していることから、良孝在宅を前提として、同日の3時過ぎに原告と良孝の申込書を作成したことは認めている。(甲13 1 ①)

5、
このことから、平成9年5月28日に、申込書作成したことは、疑いのない事実である。

6、
しかし、良孝は5月27日から29日まで 広島県甘日市市に運行中であり、28日に被告から契約内容に関する説明を受け、申込書に署名することは不可能である。(甲33)

7、
よって、「良孝に対し契約内容に関する説明を行いその了解を得て・・」は事実誤認である


第3、

「・・上記本人尋問の際の宣誓書の署名の筆跡及び甲1のうち自己の筆跡であると認めた契約者欄の署名と対比し、甲1ないし甲6号証の良孝の署名はいずれも良孝が署名したと認められる。)こと・・」について


1、
被告準備書面1 第3 3、「平成12年申込書(甲7)については、被告が良孝氏の字をまねて記載したものであることは・・争いのない事実である。
  そうであれば良孝氏の実際の字と似ていることは当然のことである。被告としては、原告が、だから何だと主張しているのかが理解できない」と主張していることから、自署と代筆の筆跡が似ていることに争いはない。

2、
さらに、被告証人尋問(乙4)の192~201で、「平成12年申込書の住所氏名は(被告が)良孝の字を似せて書きました。」と似せて書いたことを認めていることから、被告が主張しているように、似ているのは当然である。

似ているのは当然であるからこそ、筆跡比較依頼のために作成した良孝直筆の書類と、さらに、金丸良孝直筆の委任状(甲19)で、良孝の筆跡を確認した後も、被告保険会社は、被告の代筆に気づかず筆跡はすべて自署(同じ字形)だと断言していたのである。

3、
つまり、被告保険会社が判別できないぐらい、それらの筆跡は酷似しているのであるから、判決で、「宣誓書の署名と平成4年・9年の筆跡(甲1ないし6)と対比すると自署と認められる。」ということは、「平成12年の申込書と証人尋問の筆跡を対比すると、宣誓書の筆跡は代筆と認められる。」ということを意味するものである。

4、
しかし、宣誓書は自署であることに間違いはなく、平成12年は代筆であることは認めているのであるから、意図的に似せて書いた「金丸良孝」の字形のみでの筆跡判断には限界があるのである。

5、
筆跡判断に限界が有ることは、被告答弁書(平成27年4月20日)の6頁 4 「平成4年の申込書の字についての供述の変遷を見れば・・時間が経過した後の筆跡を見て・・判断することは難しく・・客観的に真実であるかどうかは疑わしい。」と、被告も認めているのである。


6、
 平成25年8月22日「上申書(和解について)」2頁で、 「控訴人が求める現時点での・・書面等は、既に検診書作成から10年以上経過していることや、筆跡鑑定等を前提として緒方医師に記載してもらうことが適当とは思われないことから・・」と主張していることから、平成24年の本人尋問の宣誓書の署名(乙2)と、住所筆跡を除外して平成4年・9年の「金丸良孝」字形のみの比較による自署認定は、被告の認識と照らし合わせても疑わしいと思われる。

7、
確かに、金丸良孝の署名は本人も間違えるほど似ているが、それ以外の被告が良孝の筆跡だと主張している「●●1丁目37-18・運送業・トラック運転」の筆跡は、良孝の筆跡(甲19の住所)とは明らかに異なっており、その筆跡は、被告記入の副申書(甲2)の「運送業・トラック運転」の筆跡と対比すると似ているのであるから、「名前」だけでなく「住所」の対比こそが必須である。


第4、

判決文で、「原告は、良孝の妻であり、良孝から生命保険に関する契約締結の事務を任されていたものであり、被告は、良孝又は同人の妻である原告から・・申込書を受取・・締結されたことが認められる。」「良孝が当日不在であったからといって・・」について

1、
原告は保険の事務を任されたとしても、自ずと任される事務には制限があり、契約者の不在時に妻である原告が勝手に申込書を作成し保険締結の事務まですることを容認するのは保険業法300条違反だと、原告は理解している。

2、
被告準備書面1 7頁 5 で、「平成4年・9年の転換の申込書作成日に、良孝氏は在宅していた・・申込書に必要事項を記載すると、すぐに原告宅を出て行った。」と良孝在宅を主張していることから、判決文の、「原告は・・契約締結の事務を任されていた・・。」「良孝が当日不在だったからといって・・」の意図する解釈が不明である。

3、
仮に、「契約の契約締結の事務を任されていた・・。」の解釈が、「あらかじめ良孝から申込書を預かっていた。」の可能性を意味するのであれば、原告・被告双方ともに、そのような主張を展開した事実はなく、また、平成9年5月28日の申込書には、「9.5.28」と申込書用紙印刷日が記載していることから、不可能であり事実無根である。

4、
さらに、平成9年申込書には、原告は現住所を記入しているが、良孝は旧住所を記入している。

仮に、良孝が住所を間違えて記入したとしても、保険締結事務を任されていた原告が捺印をして、被告は原告から申込書を受け取ったのであれば、当然、原告は申込書を確認したはずであり、その際、原告が住所の間違いに気がつかないのは、不自然である。


第5、

判決文、3頁、 「証拠(乙2)によれば、平成4年・9年に関し、良孝はいずれも自分が契約したものである旨認めており・・被告が偽造したと認めることはできない。」について

1、
良孝は、平成4年契約を認めた事実はない。
申込書の筆跡が似ているので、「金丸良孝」の署名を自署だと勘違いしただけである。((証人尋問 乙2の53~55)

その証拠に、被告が代筆を認めている平成12年の妻子に関する告知書の署名の筆跡についても、識別ができなかった事実がある。(証人尋問 乙2の29~33)

2、
平成9年(申込書日付5月28日)については、平成9年6月16日・16時21分作成の設計書(甲28)で、養老特約350万円等の虚偽の説明を受けて加入を承諾したのである。

被告は、手書きで説明した養老特約350万円については、「契約から2年経過後に勧めるスイッチプランを説明した。」そして、「17日の朝、検診を受けに行った際・・案を説明した。・・帰宅したらすぐ出かける用があると言われた。(甲16(8)(9)・甲18 2(3))と回答しているが、しかし、設計書(甲28)に手書きされた形跡とその時系列を検証するとかなり無理があり、信憑性はない。


3、
さらに、被告証人尋問(乙4)48で、平成9年契約時の説明は「男の子だということで入院給付を付けたらいかがでしょうかということで、今度は本人子型という形で子供さんに万一のことがありましたら亡くなった時も保証が出るようにということで、子型の保証も付けましてご提案をさせていただいた。」と、平成4年は本人妻子型(子供死亡保証200万円)ではなく、本人型だと虚偽の説明をしたことを認めているのであるから、明らかに保険業法300条違反の無効契約である。


第6、

判決文3頁、「被告が原告の目を盗んで捺印し、・・各申込書を偽造したと認めることはできず、・・」について

1、
平成4年(日付は黒塗り)は、最終面談月日は平成4年7月4日(甲2)と記載があるが、良孝は7月3日から6日まで愛知県岡崎市に運行中であり、良孝面談、及び、申込書自署は不可能である。

仮に(甲2)の7月4日最終面談日は申込書日付(黒塗り)に合わせただけで、実際は事前に良孝が申込書に記入し、後日に保険締結事務を任されていた原告が日付記入・捺印したという推測も可能と思われるが、しかし、被告はそのような主張はしていない。

2、
平成9年の原告と良孝の申込書用紙印刷日(甲4・甲8)は、申込書記入日の平成9年5月28日であることから、事前に良孝が、まだ印刷されていない申込書に記入することは不可能である。

さらに、この契約については良孝だけが説明を受けて、原告はノータッチだということを、被告は認めている。
(被告証人尋問 乙4 46・47)

3、
  原告がノータッチだということは、被告回答(甲16)1、① で 「啓子さんが、当日、良孝様が申込書を書かれたことをご存知ない様子だと聞いた・・その後、啓子様も加入についてはご存知だったと思い出した・・。」と、回答していることからも明らかである。
 
つまり、良孝の申込書の捺印は、原告の保険転換の際に被告が原告の目を盗んで捺印したものである。


第7、

判決文で、「平成12年は・・良孝が了解のうえ締結されたものであると判断され・・確定したと認められ・・」について

これはあくまでも良孝原告の平成12年契約に対しての判決である。
原告は、良孝裁判で被告の証拠書類を見て平成4年・9年の申込書偽造に気がついたのであり、良孝は偽造を追認して、平成12年に保険料免除特約を付けることを承諾したのではない。

また、判決では、原告の質問と被告の回答(甲13~18)、良孝の筆跡「特に住所の筆跡」(甲19)が反映されていないが、この裁判はあくまでも、平成4年・9年契約の申込書偽造だけを争点にして提訴したものである。

また、弁論再開での被告準備書面(2)第1 3 で、「原告が主張している被告の不法行為の内容は、・・平成4年・9年の良孝氏の署名欄を被告が偽造した・・印鑑を無断で押印したというものである。」と、原告が最初からその一点で提訴したことを指摘しており、さらに、「本件で問題とされている不法行為の存否と直接関係しないものばかりであり・・無意味である。」と主張している。

つまり、被告も良孝裁判の蒸し返しを希望していないのであるから、原告・被告ともに懇願している本来の争点に戻って、本裁判で提出した原告証拠を精査していただきたい。


第8、

  原告が、良孝在宅の立証証拠として提出した運行手当支給明細表、(甲31)と、「原告は・・保険締結事務を任されていた。」について

1、
運行日程の日付、及び、走行距離等の様々な情報が詳細に記載している。
その記載に基づいて給料計算して給料明細に添付する書類であるから、証拠価値は高いと思われる。

平成4年7月3日の走行距離は2170  愛知県岡崎市
平成4年7月24日の走行距離は1998  大阪
平成9年5月27日の走行距離は1164  広島県甘日市市

「92年8月 92年7月 97年6月
月日 社番 2人乗り区分 積荷重量 作業手当 積荷運賃 運賃歩合 入力個数 入力手当 自集配 自集配手当1 自配2 自配手当2 立寄 立寄手当 走行距離 走行手当 トレーラ手当 延長手当 折返手当 特殊手当 運行計」

2、
被告準備書面(2)3頁 2で、被告は良孝在宅時に申込書に署名をしたという前提で「良孝が不在であったはずはない。・・その翌日に良孝氏が在宅していなかったことを直接に示すものではない。」と主張しているが、しかし、記載された走行距離からして日帰りで帰宅するのは不可能である。

いずれにしても、今まで被告は、その都度、証言を一転二転させてきたが「良孝在宅」の主張だけは、一貫して覆していないのである。

つまり、被告にとっては、あくまでも良孝在宅が前提であるから、「原告は・・保険締結事務を任されていた・・。」という主張をしていないのである。

よって、「良孝が不在でも・・偽造ではない。」という結論に導く「原告は・・保険締結事務を任されていた・・。」の根拠が不明のままであり、恣意的事実認定が疑われる。

  以上
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